キャベツはレタスより難しい。野菜カット工場にロボット導入

サラダクラブ、直営工場の1つを年内にモデルに

 サラダクラブ(東京都調布市、萩芳彰社長)は、カット野菜やパッケージサラダの工場にロボットを導入する。国内に7カ所ある直営工場のうち1カ所をモデル工場にし、手作業に頼っている生産ラインをロボット化。キャベツなど重量のある野菜を切る作業や水洗いなどを自動化する。生産性を上げるとともに、従業員の作業負担を減らして定着率の向上につなげる。運用実績をみて、他の工場にも展開する。

 サラダクラブは現在、ロボットを導入するモデル工場を選定中で、首都圏など都市部から選ぶ。5月にも決める見通し。その上で、複数本ある生産ラインの1本にロボや自動化機器を導入し、全自動化する。設備投資額は数億円で、「11月ごろには完了できる」(萩社長)公算だ。

 パッケージサラダの生産は、キャベツなどの原料を切って目視検査を行い、洗浄・脱水した後、充填(じゅうてん)・包装、箱詰めの工程に移る。キャベツなどを切る作業や箱詰めは煩雑なため、人手に頼っているのが実情。さらに、水を使う立ち作業が多い。ロボを導入して重量物の運搬や水回り作業などを省力化し、工場の労働環境改善につなげる狙いだ。

 “カット野菜先進国”の米国では、生産工程にロボが多数使われている。ただ、米国がレタス中心なのに対し、日本はキャベツが多く、ロボ導入に「独自の改良が必要」(同)だった。

日刊工業新聞2017年4月13日

明 豊

明 豊
04月15日
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イメージ的にはレタスの方が難しい感じがするが…。食品関連のロボット導入はこれからますます進むはず。

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