トヨタがリハビリ支援ロボット、「早い時期に海外展開も考えている」

今秋から国内でレンタル開始

 トヨタ自動車は12日、下肢まひのリハビリテーション支援ロボット「ウェルウォークWW―1000」のレンタルを今秋に始めると発表した。トヨタがパートナーロボットを事業化するのは初めて。2014年秋から全国23医療機関で臨床研究を進めており、16年11月に医療機器の承認を取得した。価格は初期費用100万円、月額35万円(消費税抜き)。国内で3年程度かけて100台の展開を目指す。

 ウェルウォークはロボット脚と本体で構成し、外形寸法は幅1200ミリ×奥行き2710ミリ×高さ2380ミリメートル。重量は本体が約800キログラム、脚部が6キログラム。藤田保健衛生大学と共同で07年末から開発をはじめ、「歩行練習アシスト」と呼び実証実験してきた。

 まひした脚にロボット脚を装着し、本体の可動式床の上を歩行練習する。センサーで歩行中の膝の角度を検知してアシスト量などは操作パネルで調整することができる。患者の正面に配置したモニターや治療者用モニターにより、歩行状態も確認可能にした。広瀬工場(愛知県豊田市)で生産する。玉置章文パートナーロボット部長は「早い時期に海外展開も考えている」と、日本人と体格が近いアジアなどへの投入を視野に入れる。

日刊工業新聞2017年4月13日

石橋 弘彰

石橋 弘彰
04月13日
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トヨタは今後、シンプルなものから順にロボットの商品化を進める方針。ロボット分野について磯部利行常務役員は「高齢化の中で事業ニーズがある」と強調する。

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