スバル、米工場で600人新規雇用へ。生産拡大に対応

インディアナ州の製造業として最大規模の従業員数

 【米インディアナ=下氏香菜子】SUBARU(スバル)は米国の生産子会社、スバル・オブ・インディアナ・オートモーティブ(SIA)の生産能力を18年度までに現状の39万4000台から、43万6000台に引き上げる。トリムラインの増設や塗装ラインの拡張などを実施、生産現場の従業員や管理職ら約500人から600人を新規雇用する。

 米国はスバル車の世界販売の6割を占める主戦場。2016年の米国販売台数は初めて60万台を突破した。足元では米国新車販売が3カ月連続で前年同月を下回り市場の減速感が鮮明となる中、17年3月のスバル車の新車販売は64カ月連続で前年同月実績を上回った。

 好調な米国販売を下支えしているのがSIA。同工場では現在、主に米国やカナダで販売するセダン「レガシィ」、スポーツ多目的車(SUV)「アウトバック」、昨年秋に発売した新型「インプレッサ」の主力3車種を生産している。現在の操業度は100%を超える状態が続いている。18年に3列シートの北米専用大型スポーツ多目的車(SUV)を投入する計画で、SIAで生産する車種は1車種増えて4車種に広がる。

 SIAの16年9月時点の従業員数は5541人。ペンス米副大統領がかつて知事を務めたインディアナ州の製造業として最大規模の従業員数を抱える。

 SIAには生産ラインが2本あり、このうち1本は16年5月までトヨタ自動車から生産を受託した乗用車「カムリ」用のラインだった。カムリ受託生産終了後の16年5月から現在までに約1500人の新規雇用を創出した。
                    


 

日刊工業新聞2017年4月12日「深層断面」から抜粋

日刊工業新聞 記者

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04月12日
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現地生産比率が増える中、群馬製作所と並ぶスバル車生産の両輪の一つとして、SIAの生産技術を高めてより高い品質レベルの車づくりを実現できるか。今後を占う重要な局面にきている。
(日刊工業新聞第一産業部・下氏香菜子)

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