日立が監視カメラのIoTプラットフォームで新サービス創出へ

海外勢が先行、統合環境でIPネットワークによる管理

 日立製作所は日立グループ3社と共同で、監視カメラなどの物理セキュリティーシステムやIoT(モノのインターネット)関連データを管理する統合プラットフォーム(基盤)を開発した。対象データを収集・蓄積し、一元的に見える化できるのが特徴。取得データから人、設備、在庫などの導線や動作、状況を把握できる。

 人工知能(AI)や解析ソフトで分析することで、業務改善やセキュリティーの課題解決を図れる。

 今回の物理セキュリティー統合プラットフォームの開発には日立産業制御ソリューションズ(茨城県日立市)、日立国際電気、日立システムズのグループ3社が参画した。監視カメラのほかに入退室管理システムなどのデータや、各種センサーから取得したIoTデータなどを一元的に管理できる。

 今後、日立とグループ3社は物理セキュリティー統合プラットフォームを中核に、業務改善やセキュリティーの向上に役立つ複数のソリューションを開発する。電力や交通などインフラ事業者、自治体、工場などに提案する。
                  

『スマートファクトリーJapan』
 製造現場や生産管理の先進化や効率化を目指す「スマートファクトリーJapan 2017」を2017年6月7日(水)〜9日(金)の日程で、東京ビッグサイトにて開催。本展示会は、製造工場においてスマートファクトリーを実現するうえで、欠かすことのできない「IoT」や「インダストリー4.0」を搭載した生産管理・システムをはじめ、製造設備・装置、その他、生産工場に関する技術・製品を展示公開いたします。

 また、昨年まで「クラウドコミュニティ」という名称でセミナーセッションを中心に企画展を実施してまいりましたが、時代の潮流に合わせてID獲得型フォーラムとして「IoT・AI Innovation Forum」を同時開催いたします。
【出展者募集中】


日刊工業新聞2017年3月30日

八子 知礼

八子 知礼
03月30日
この記事のファシリテーター

 スマートビルなどの案件でもいつも同じだが、ビルマネジメントにおいてエネルギーなどの強電系、駐車場やセキュリティゲート、監視カメラなどの物理セキュリティ系とIPネットワークで接続される弱電・情報系のシステムはベンダーも異なり施工時も別導入されるため、分断の度合いが著しかった。
 シスコシステムズを始めとする海外のベンダーが関与するスマートビルなどではそれらを統合環境でIPネットワーク上で管理し、運用コストの低減やセキュリティ管理ポイントの低減、さらには共通基盤の上での新たな収益となるサービスを継続的に創出する仕組みを作るのが成功するアプローチになりつつある。
 今回の日立グループの取り組みも、この物理セキュリティ管理プラットフォームをIoTデータや既存の日立の産業IoTプラットフォームLumadaと接続・連携する事で、短期的な管理運用の効率化のみならず、AIなどによるデータを活用した新たなサービス創出に貢献することが期待される。

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