今日「CeBIT」開幕、安倍首相も参加し日独がIoT連携で共同声明

 【独ハノーバー=藤崎竜介】日本とドイツが第4次産業革命の実現に向け連携を強化する。閣僚級で新たな共同声明「ハノーバー宣言」を発し、協力関係を確認した。これに基づき、産業技術総合研究所(産総研)とドイツの人工知能研究所(DFKI)などが覚書(MOU)を締結。IoT(モノのインターネット)や人工知能(AI)に関して共同研究を加速させる。このほか標準化などに関する議論も深める方針。労働力不足や産業構造の転換など、共通課題を抱える2国の協業が本格化しそうだ。

 独ハノーバーで20日開幕する国際情報通信技術見本市「CeBIT(セビット)2017」に合わせ、安倍晋三首相、世耕弘成経済産業相らが訪独。現地時間19日には、世耕経産相がブリギッテ・ツィプリース独経済エネルギー相との共同声明として、ハノーバー宣言に署名した。

 加えて、産総研、情報通信研究機構、独DFKIのMOUも決定。企業間連携を促すため、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の国際研究支援策「コファンド事業」とも協力する構えだ。

 2国間では16年4月に次官級がIoT関連の共同声明に署名。ハノーバー宣言により、これが閣僚級に格上げされた格好になる。
CeBITでスピーチする安倍首相(首相官邸公式ページより)

『スマートファクトリーJapan』
 製造現場や生産管理の先進化や効率化を目指す「スマートファクトリーJapan 2017」を2017年6月7日(水)〜9日(金)の日程で、東京ビッグサイトにて開催。本展示会は、製造工場においてスマートファクトリーを実現するうえで、欠かすことのできない「IoT」や「インダストリー4.0」を搭載した生産管理・システムをはじめ、製造設備・装置、その他、生産工場に関する技術・製品を展示公開いたします。

 また、昨年まで「クラウドコミュニティ」という名称でセミナーセッションを中心に企画展を実施してまいりましたが、時代の潮流に合わせてID獲得型フォーラムとして「IoT・AI Innovation Forum」を同時開催いたします。
【出展者募集中】

日刊工業新聞電子版2017年3月20日

明 豊

明 豊
03月20日
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4月にはハードウエアよりの「ハノーバーメッセ」があります。日独で連携するのは悪いことではないが、米国のインダストリアル・インターネットに根こそぎビジネスモデルからもっていかれてしまうことには注意。

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