大和ハウスが戸建て住宅の建設現場をIoT監視 

危険性がある事象を管理者にメールで通知

 大和ハウス工業は戸建て住宅などの小規模な建設現場に、作業者の安全管理や防犯に役立つIoT(モノのインターネット)システムを導入する。現場の気温や風速、人の出入りなどを検知し、危険性がある事象を現場管理者にメールで通知する。4月から順次採用し、全現場の約7割程度で稼働する。現場巡回の効率化が図れるほか、労災や盗難の予防効果が期待できる。

 配分電盤を手がける河村電器産業(愛知県瀬戸市)の子会社キッズウェイと共同で、環境センサー内蔵の通信機能付きセキュリティーポスト「ウェザリー」を開発した。ウェザリーは温湿度センサー、風速計、人感センサーに加え、表示灯とスピーカーを搭載し、コンセントに接続するだけで使える。

 熱中症の恐れがある場合や強風、不正侵入があった時などに、クラウド経由で現場管理者にメールで通知する。現場にも光と音で警告する。すでに大がかりな現場監視システムはあるが、設置工事や費用が高額なため、小規模現場に普及していなかった。

 現場管理者の専任義務がない小規模現場では、1人の管理者が複数の現場を兼任する。ただ作業者の熱中症発症や、電線や保護資材などの盗難などトラブルがあり、1人で対処するのは難しい。

『スマートファクトリーJapan』
 製造現場や生産管理の先進化や効率化を目指す「スマートファクトリーJapan 2017」を2017年6月7日(水)〜9日(金)の日程で、東京ビッグサイトにて開催。本展示会は、製造工場においてスマートファクトリーを実現するうえで、欠かすことのできない「IoT」や「インダストリー4.0」を搭載した生産管理・システムをはじめ、製造設備・装置、その他、生産工場に関する技術・製品を展示公開いたします。

 また、昨年まで「クラウドコミュニティ」という名称でセミナーセッションを中心に企画展を実施してまいりましたが、時代の潮流に合わせてID獲得型フォーラムとして「IoT・AI Innovation Forum」を同時開催いたします。
【出展者募集中】

日刊工業新聞2017年3月10日

明 豊

明 豊
03月13日
この記事のファシリテーター

大和ハウスは年間1万棟弱の戸建て住宅を建設しており、施工期間は約3カ月程度。場所に応じて、監視カメラとも組み合わせて運用するという。キッズウェイは月額数万円程度でウェザリーのレンタルも計画、3年内に5000―6000台の運用を見込むそうだ。

この記事にコメントする

  

ファシリテーター紹介

記者・ファシリテーターへのメッセージ

この記事に関するご意見、ご感想
情報などをお寄せください。