ビジネスパーソンは感染症に“うつらない”、そして“うつさない”

サクラファインテックジャパンは全社員にワクチン接種

 インフルエンザなどの感染症に企業として、うつらない、うつさないことは顧客満足度(CS)の観点からも重要だ。特に医療機関を顧客に持つ医療機器メーカーはなおさらだ。病理検査機器・器材などを手がけるサクラファインテックジャパン(東京都中央区、石塚悟会長兼社長)は希望する全社員を対象にインフルエンザワクチンなどの集団接種を実施している。

 接種するのはインフルエンザワクチンのほか、MMRワクチン(麻疹・おたふくかぜ・風疹混合ワクチン)や成人用肺炎球菌ワクチン、帯状疱疹(ほうしん)ワクチンなど。

 同社では風疹が流行した2013年から取り組みを開始。医療機関と連携し、接種費用の全額補助や社内での集団接種を進めている。対象となるワクチンの領域も広げている。

 石塚会長兼社長は「感染症対策は企業の社会的責任の観点からも重点的に取り組むべき課題だ」と取り組みの狙いを説明する。

 同社では東京都と東京商工会議所、東京都医師会の連携による、企業の感染症対策を支援するプロジェクト「職場で始める!感染症対応力向上プロジェクト」に参加している。

 16年1月から順次実施しており、「感染症理解のための従業者研修」(コースI)、「感染症BCP(業務継続計画)の作成」(コースⅡ)、「風しん予防対策の推進」(コースⅢ)と全3コースを達成している。

 世界的規模で疾病対策、感染症対策が喫緊の課題だ。同社もアジア地域をはじめ、グループの米国企業、欧州企業と連携して全世界でグローバルな経営を推進している。医療分野の一翼を担うという社会的使命がある。

 石塚会長兼社長は「感染症対策は顧客だけの話ではない。当社の従業員や家族の、健康で幸せな生活にも貢献する。企業が感染症対策に取り組む“模範”となれればいい。企業の感染症対策が少しでも進むことを期待したい」と訴える。

日刊工業新聞2017年2月24日

村上 毅

村上 毅
03月04日
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感染症予防というと、いかに病気に「うつらない」かに関心がいきがちだ。だが、「うつさない」ことも重要な予防行為だ。知らぬ間に病気をうつして、流行を招いているケースがあるめだ。自分だけという意識ではなくて、一人一人の心がけが欠かせない。

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