業界の転換点になるレーザ加工機がついに登場

ヤマザキマザック、DDLでゲームチェンジ狙う

 ヤマザキマザックは2日、次世代レーザー技術のダイレクト・ダイオード・レーザー(DDL)を用いた新型レーザー加工機「オプティプレックス3015DDL」を発売したと発表した。DDLは二酸化炭素(CO2)やファイバーのタイプに比べ反射率が低く、アルミニウムや銅などの高反射材や薄板・中板の高速切断に適する。出力は4キロワット。価格は1億390万円(消費税抜き)で、年間30台の販売を目指す。

 同クラスのレーザー加工機でDDLを製品化したのは大手では初という。薄板加工の場合、ファイバーより加工速度をアルミで18%向上。加工時の消費電力はCO2に比べ約半分になる。

 板厚や材質が変わる際の段取り作業の自動化や、加工状況の自動監視などのインテリジェント機能を搭載。コンピューター数値制御(CNC)装置には19インチの大型タッチパネルを持ち、生産性と操作性を高めた新開発の「マザトロール・プレビューG」を初めて導入した。DDLの発振器はパナソニック製を採用している。

日刊工業新聞2017年3月3日

六笠 友和

六笠 友和
03月04日
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 短い記事ですが、業界の転換点になり得る話です。まず基本情報ですが、ここで言うレーザー加工機とは薄い金属の板(板金)を切断する機械です。レーザーには種類が複数あります。これまでCo2レーザーが主流でしたが、ここ数年は速く切断できて省エネでもあるファイバーレーザーが急速に伸びています。このファイバー方式がCo2方式を置き換えると言われています。実際、米国販売は半量以上がファイバーだそうです。そしてファイバーのネクストと目されるのが、DDLです。このDDLがついに大手から製品化されたということです。
 マザックは、発売を今夏から前倒ししたそうです。夏を待たず誰よりも早く市場投入し、先行者利益を得ようとするのは正攻法でしょう。ファイバーはすでに競合各社の製品構成が充実しています。DDLでゲームチェンジを考えているのだと想像します。

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