「ロボホン」がタクシーで接客。GPSと連携し案内を音声と手ぶりで

フューブライトが来月から実証、英語や中国語にも対応へ

 フューブライト・コミュニケーションズ(東京都港区、居山俊治社長)は、シャープのロボット型携帯電話「ロボホン」がタクシーの車内で接客するシステムを開発した。3月から都内のタクシー会社と共同で実証実験に入る。タッチパネルを使った簡単な対話や走行地区の観光案内をするほか、広告機能も果たす。実験中も機能を増やす計画だ。

 車内で乗務員と乗客を隔てる「防犯板」と呼ぶ透明板にロボホンを据え付ける。乗客は席前面にあるタッチパネルでロボホンと対話。ロボホンは音声と手ぶりで情報を伝える。

 ロボホンが担うのは主におもてなし。あいさつや乗客との簡単な対話のほか、全地球測位システム(GPS)と連携して走行するエリアの店舗や観光スポットを紹介・宣伝する。

 運転手側にもタブレット端末を備え、乗客の性別や年齢層を登録すればそれに合わせた話題も提供する。対話が不要な乗客はタブレットに触れなければロボホンがサービスを行わない。

 ロボホンのサービスでタクシー会社のサービスの質向上や差別化に貢献する。コンテンツは増やす方針で、占いや天候案内、写真を撮るといったものを想定。実証後は早期のシステム販売を目指す。

 4月以降は英語、中国語にも対応する予定。2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて増加する外国人観光客へもサービスを提供する。

 フューブライト・コミュニケーションズはコミュニケーションロボットのアプリケーション開発が主業務。介護向けアプリなどの開発実績がある。

日刊工業新聞2017年2月24日

石橋 弘彰

石橋 弘彰
02月25日
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ソフトバンクの「ペッパー」と違い、ロボホンは携帯電話型だけに持ち歩けるぐらい小さい。この小ささを生かしていろいろな活躍ができそうだ。半面、小さいために広い場所での存在感に欠ける。コミュニケーションロボットの大きさによる使い分けが起きそうだ。

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