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石油ストーブで知られる懐かしのアラジン、トースターの流行で人気が"再燃"

販売台数が10万台を突破
 千石(兵庫県加西市、千石唯司社長、0790・44・1021)の「アラジングラファイトトースター=写真」が売れている。消費税抜きの価格は1万2800円から。トースターとしては高めだが、アラジンのストーブを使っていた世代に加え、「おいしいパンが焼ける」との口コミで30代から40代の女性への販売も好調だ。

 同社は昔ながらのアラジンの石油ストーブを販売しているが、2016年春にトースターも製品化。2枚焼きと4枚焼きをラインアップし、販売台数は10万台を突破。特に2枚焼きタイプは16年12月だけで1万5000台を出荷し、販売が伸びている。

 本体色はストーブと同じ淡いグリーンとホワイトの2色。グラファイトヒーターを採用し、一般的なトースターと比べ0.2秒と短時間で発熱する。パンの水分を逃さず、表面を素早く焼き上げることができる。(姫路)
2017年2月1日付日刊工業新聞
日刊工業新聞記者
日刊工業新聞記者
アラジンの石油ストーブは昭和の時代、本体が小さいのに部屋が温まると評判でした。幼少期を過ごした木造家屋にも置いてあり、薄緑色で円筒形のレトロなデザインが印象に残っています。そのアラジンからトースターが出たと聞いて、昨年他メーカーのトースターに買い替えたことを悔やみました。若い世代にはオシャレに映るのかもしれません。

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