ヤマト、AIで最適配送ルート。効率化でドライバー不足を補う

配送業務の基幹システムを刷新

 ヤマトホールディングスは2017年中に、ドライバーの負担軽減を狙いに、配送業務の基幹システム「NEKOシステム」を刷新する。人工知能(AI)を活用して最適な配送ルートを割り出すほか、ドライバーが持つ専用端末を廃止して市販のスマートフォンやタブレットを利用し、導入関連費用を低減する。新システムを生かして配送作業を効率化し、ドライバー不足を補完する。

 新システムは17年中に全国にある約4000の拠点で導入する。送り状情報をデジタル化してビッグデータ(大量データ)として蓄積し、その日に配達する住所から、最も効率のよい配送ルートを割り出す仕組みを構築する。

 利用者からの配達時間の要望や不在の時間帯などもビッグデータとして蓄積して分析し、配送業務の効率化につなげる。将来はスマホなどを用いて、利用者の配達時間帯の希望時間を尋ねるなど双方向のコミュニケーションなどもできるようにする。

 ヤマトは基幹システムのリニューアルを5年を目安に実施している。NEKOシステムはヤマトが宅急便事業を開始した約40年前に導入し、新システムは第8世代となる。

日刊工業新聞2017年1月31日

明 豊

明 豊
01月31日
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これまでドライバーが持つ専用端末に決済機能を備えるなど利便性を向上してきた。新システムはインターネット通販の拡大などで荷物の小口化、配送の多頻度化が進む中、ドライバーへの業務支援を強化するという。

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