広島の部品最大手はマツダ以外からも採用相次ぐ

ダイキョーニシカワ、ダイハツの主力車に樹脂バックドア

内田成明社長インタビュー


内田成明社長

 ―自動車市場の動きをどう見ていますか。
 「トランプ米次期大統領の政策をはじめ、いろいろな動きが出てくる可能性があるが、現時点で影響を図りかねる面も多い。後れを取らずに対応したい。ただし、世の中がどちらに転んでもやらなければならないことは多い。外部変化に右往左往しすぎないように、中期経営計画でやってきたことを引き続きフレキシブル、スピーディーにやっていく」

 ―やるべきこととは具体的に何ですか。
 「例えば営業領域では、海外拠点の営業と国内営業が連携しながら、海外メーカーへの新技術の売り込みをもっと強化したい。技術開発では、軽量化や高機能化、モジュール化といった客先のニーズをとらえて樹脂への置き換え提案を進めている。特に、エンジン周りの部品の樹脂化に力を入れていく。研究開発費は来期も今期を下回ることなく、手厚くするつもりだ」

 ―生産面の取り組みはどうですか。
 「品質や生産性を高めるためには新しい生産技術の開発が必要で、すでに着手した。例えばマツダからも、新型車を日本と海外の工場でほぼ同時に立ち上げるよう求められるようになっており、対応力を磨く必要がある」

 ―ダイハツは主力車に軒並み樹脂バックドアを採用しました。
 「先方のやりたいことに当社の技術がマッチした結果。現時点では原料費それ自体鉄より樹脂の方が高く、理想的なモノづくりの姿にはなっていない。引き続き改善していく」
(聞き手=広島・清水信彦)
世界トップシェアの脂製オイルストレーナー(同社ホームページより)

日刊工業新聞2017年1月20日

清水 信彦

清水 信彦
01月23日
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マツダの復活とダイハツ工業への樹脂バックドア納入拡大を受けて急成長し、広島の部品メーカーでは最大手となった。さらなる成長のためには、樹脂ドアや、世界トップシェアの樹脂オイルストレーナーといった「目玉製品」をさらに増やせるかがカギとなる。

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