「根拠なき悲観」は過去のもの。世界経済に上振れリスク

<ブルームバーグ> 
 さらば「根拠なき悲観」と言おう。

 悲観論は2016年に頂点に達した。将来を全く楽観できなくなった投資家は、コストに見合った利回りを得られない政府債であってもそれに殺到した。

 米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)の世界経済アドバイザー、ヨアヒム・フェルズ氏は、グリーンスパン元連邦準備制度理事会(FRB)議長が1990年代後半の活況の時代に用いた表現を引用し、「それは根拠なき熱狂の正反対だった」と指摘。経済成長はほとんど望めないと信じて「誰もが長期停滞論を崇拝していた」と語った。

 そして今、17年が近づく中で、投資家やエコノミスト、政策当局者は事態悪化の可能性を思い悩むのではなく、世界経済の状況改善の可能性に一段と注目するようになりつつある。

 事の始まりは、米大統領選でのドナルド・トランプ氏の勝利と共和党の議会選挙圧勝で、大型減税実施と規制緩和の期待が高まったことだ。

 国際通貨基金(IMF)チーフエコノミストを務め、現在は米ハーバード大学教授のケネス・ロゴフ氏は「米経済は極めて強力になるだろう」と述べた上で、「企業景況感は大いに高まる」との見通しを示した。
<原題: Irrational Despondency Passé as World Economy Risks Tilt Up (1)(抜粋)>

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日刊工業新聞電子版2016年12月21日

原 直史

原 直史
12月21日
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トランプ氏が大統領になると大混乱と煽っておいて、次は根拠なき悲観、この記事の内容だけではどうも納得できない。今、楽観論だけを集めるとこういう話になるのかもしれない。株式市場はそのように動いている。でもわずか2か月前はどうだっただろうか。時どきの市場の大勢に合わせるのも一種のポピュリズムではないかと思うのだが…。

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