先日「新語・流行語大賞」のトップ10が発表された。25年ぶりのリーグ優勝を果たした広島カープ緒方監督の「神ってる」や、ＹｏｕＴｕｂｅから突如現れたピコ太郎の「ＰＰＡＰ」など、今年を象徴するワードが選ばれた。

　いまや年末の風物詩となった「新語・流行語大賞」だが、実はモノづくり業界においても「ものづくり流行語大賞」なるものがひそかに（？）行われている。中小モノづくり企業にからむ言葉や事象などがノミネートされ、ＳＮＳ上での投票を経て大賞が決定されている。

　「ものづくり流行語大賞」は、2010年に心技隊（製造業に関わる経営者が集う集団）によって始められた。リーマンショック後の中小町工場の景気がまだ本格的に回復しないなか、中小町工場を盛り上げようと思いついたのが「ものづくり流行語大賞」だった。

　今年は31のワードがノミネートされ、ＳＮＳ上での公開投票を経て、11月末に大賞が決定。12月2日には横浜市内で発表・表彰式が執り行われた。大賞は「Ａｏｚｏｒａ　Ｆａｃｔｏｒｙ」が受賞。

　「Ａｏｚｏｒａ Ｆａｃｔｏｒｙ」は、横浜金沢産業連絡協議会、横浜シーサイドフォーラム、横浜市立大学芦澤ゼミが金沢区に拠点をもつモノづくり工場を青空の下に集め、企業×学生×街で作る・楽しむを共有するワークショップ。　"青空工場であいましょう"を合言葉に10月下旬に開催され、約650名のお客さんを集めた。

【1～5位までは、下記の通り】
1位　Aozora Factory
2位　IRONCAFe(アイアンカフェ)
3位　下町ボブスレー×ジャマイカ
4位　未来シャッター
5位　えんにち！（町工場がみんなのお祭つくります！）