サッカークラブの資産価値と胸スポンサー料の相関

楽天がバルセロナと約257億円の大型契約、損得は?

 楽天がスペインのFCバルセロナルと来季からスポンサー契約を結ぶことで合意した。契約期間は4年で1年間の延長オプションがついている。契約金は年5500万ユーロ(約64億円)で、4年総額2億2000万ユーロ(約257億円)。バルセロナはメッシやネイマールなど世界のスター選手を擁し絶大な人気を誇る。米フォーブス誌が毎年発表している資産価値ランキングでは、レアル・マドリーに次いで2位。資産価値は人気のバロメーターであると同時に、クラブの経営力とも大いに関係する。

 また今回、楽天が支払う胸スポンサーの契約金額は、マンチェスター・ユナイテッド(英)に次ぐ2番目になる。スポンサー企業をみると、中東の航空会社が資金力を背景に上位に名を連ねる。トップ10には入っていないが、最近は欧州のサッカークラブで中国企業がクラブを買収したり、胸スポンサーになるケースが増えている。

 日本ではかつて、マンチェスター・ユナイテッドの胸スポンサーにシャープ、アーセナルにはJVC(旧日本ビクター)などがついていた時期もあった。昨年、横浜ゴムが韓国サムスン電子に代わってチェルシーのスポンサーになるなど日本企業が存在感を取り戻し始めている。

【サッカークラブ別の資産価値ランキング】
1位 レアル・マドリー 36億4500万ドル
2位 バルセロナ 35億4900万ドル
3位 マンチェスター・ユナイテッド 33億1700万ドル
4位 バイエルン・ミュンヘン 26億7800万ドル
5位 アーセナル 20億1700万ドル
6位 マンチェスター・シティ 19億2100万ドル
7位 チェルシー 16億6100万ドル
8位 リバプール 15億4800万ドル
9位 ユベントス 12億9900万ドル
10位 トッテナム 10億1700万ドル
※フォーブス調べ

【サッカークラブ別の胸スポンサー契約料ランキング】
1位マンチェスター・ユナイテッド(シボレー)6300万ユーロ
2位チェルシー(横浜ゴム)4700万ユーロ
3位アーセナル(エミレーツ航空)3500万ユーロ
3位バルセロナ(カタール航空)3500万ユーロ
5位バイエルン(ドイツテレコム)3000万ユーロ
5位レアル・マドリード(エミレーツ航空)3000万ユーロ
7位パリ・サンジェルマン(エミレーツ航空)2500万ユーロ
8位リヴァプール(スタンダードチャータード銀行)2400万ユーロ(約28億2000万円)
8位マンチェスター・C(エティハド航空)2400万ユーロ
10位トッテナム(AIA)1900万ユーロ
※「Weloba」調べ(推定)、カッコ内は契約を結んでいる企業

ニュースイッチオリジナル

明 豊

明 豊
11月17日
この記事のファシリテーター

フォーブスのスポーツクラブの資産価値ランキングによると、1位はアメリカンフットボール(NFL)で最も人気の高いダラス・カウボーイズで40億ドル。ランキングが公表されるようになった2011年から常にサッカークラブがトップに立ってきたが、今年初めてその座を譲った。トップ50の中にNFLが27チームも入っている。メジャーリーグ・ベースボール(MLB)ではニューヨーク・ヤンキーが4位、北米プロバスケットボールリーグ(NBA)ではニューヨーク・ニックスが7位。
米国はプロスポーツビジネスが早くから確立されていることもあるが、世界的にみるとやはりサッカーの影響力は大きく、特に欧州のビッククラブはアジアを最大の市場と考えている。日本のJリーグやプロ野球はまだまだ親会社頼みで、世界的な人気チームが出てくるのはいつになることやら。

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