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国内初!日立が風力発電の「トレセン」開設。受講料は高い?安い?

保守員養成へ全3コースで135万円
 日立製作所は24日、風力発電システムの保守点検に必要な知識や技能を習得できる「日立風力保守トレーニングセンター」を、埠頭工場(茨城県日立市)に開設した。出力2000キロワットの発電設備に搭載される機器(写真)を使い、点検や部品交換の訓練ができる。日立は保守点検員養成講座を開講し、受講者を募る。全3コースの受講料は合計135万円(消費税抜き)。

 実機を使った風力発電の保守訓練施設は、国内で初めてという。講座は基礎を学ぶ「初動」、実機を使って外観や可動部の検査を体験できる「半年点検」「1年点検」の3コース。各コースとも1回4―5人の受講者を想定。これまでは稼働中の風力発電の定期検査時しか訓練ができず、保守員を育成しづらかった。2017年度から風力発電の定期検査が強化されるため、保守員の養成が急務となっている。
日刊工業新聞2016年10月25日
松木喬
松木喬 Matsuki Takashi 編集局第二産業部 編集委員
わざと故障を発生させ、部品交換も体験できるそうです。さて、記事にある受講料は高い、安い?海外で訓練を受ける保守員もいるそうで、海外への渡航費・宿泊費も考える日立のセンターが特別高いという訳ではないみたいです。国内に1カ所という希少性もあります。

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