ニュースイッチ

アステラスがドーピング防止へ情報を提供します!

製薬業界では初めてWADAと連携
 アステラス製薬は世界アンチ・ドーピング機構(WADA)と、スポーツにおけるドーピングに医薬品が使われることを防ぐために連携する契約を結んだ。アステラスは医薬品の適正使用を推進する活動の一環として取り組み、自社への評価向上につなげる。開発品や製品がドーピングで使われてブランド力が落ちることを未然に防ぐ意味もある。日本の製薬企業がWADAと連携するのは初めてだとしている。

 アステラスは自社または子会社が単独で開発中の化合物で、ドーピングに使われる恐れがあるものを特定する。その検出方法の開発段階において、関連情報をWADAに提供していく。

 ドーピングでは市販されている薬だけでなく、検出が困難な開発段階の化合物が誤用・乱用されうることが背景にある。




日刊工業新聞2016年10月17日
日刊工業新聞記者
日刊工業新聞記者
リオ五輪では大会直前までロシアのドーピング問題に揺れましたが、2020年の東京大会ではそういったごたごたが起こらないことを期待します。

編集部のおすすめ