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「じんりゅう」の次は「せいりゅう」 三菱重工が潜水艦の命名・進水式

「じんりゅう」の次は「せいりゅう」 三菱重工が潜水艦の命名・進水式

潜水艦「せいりゅう」

 三菱重工業は12日、海上自衛隊向け潜水艦「せいりゅう=写真」の命名・進水式を神戸造船所(神戸市兵庫区)で開いた。小林鷹之防衛政務官や水谷久和三菱重工業常務執行役員ら約260人が参加した。

 せいりゅうは「そうりゅう」型の9番艦で、建造費は約531億円。全長84×幅9・1×深さ10・3メートル、基準排水量は約2950トン、水中速力は20ノット。同造船所で建造した戦後27隻目の潜水艦。艤装(ぎそう)工事を経て2018年3月に引き渡す予定。

日刊工業新聞2016年10月13日



26隻目は


 三菱重工業は7日、海上自衛隊向け潜水艦「じんりゅう」の引渡式を神戸造船所(神戸市兵庫区)で開いた。若宮健嗣防衛副大臣、水谷久和三菱重工業取締役常務執行役員ら約260人が参加した。

 じんりゅうは全長84×幅9・1×深さ10・3メートルで、基準排水量は2950トン、水中速力は20ノット。「そうりゅう」型の7番艦で、補助動力にスターリングエンジンを搭載し、船体後部の舵(かじ)にX字舵を採用して水中運動性を向上させた。呉基地(広島県呉市)に配備される。

 同造船所で建造した戦後26隻目の潜水艦。建造費は545億8000万円。12年の起工から約4年で引き渡しとなった。

日刊工業新聞2016年3月8日



明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役デジタルメディア事業担当
今年、日独仏で受注を競った豪州の次期潜水艦で調達計画を巡り日本は落選。共同調達相手を仏造船大手DCNSが選ばれた。日本勢は三菱重工業主導の官民連合が入札に参加、最大12隻を新造する4兆円超の巨額プロジェクトだった。日本政府は2014年4月に防衛装備移転三原則を閣議決定し、大型武器輸出を解禁したが、落選を受け防衛装備品輸出戦略の見直しを迫られている。

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