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東京メトロ日比谷線に新型車両!荷棚には江戸切子の模様

 東京メトロは31日、千住の車両基地(荒川区)で2016年度中に営業運転予定の日比谷線新型車両「13000」系を公開した。3代目となる新型車両は日比谷線初となる1両当たり20メートル(現行18メートル3扉)4扉仕様で登場。日比谷線内を走行する車両は扉の数が異なる車両が混在していたが、東武鉄道と相互直通運転を行う車両の扉の数の統一を図りホームドア設置の問題点を解消させる。
 編成はホームの長さの合わせるために8両編成から7両編成となっている。駆動システムは7両すべてが電動車で、全車両の2軸の電動軸と付随軸で構成されており、各台車の端部にモーターが取り付けられている事でカーブなどで力が抜けにくく、振動・騒音の低減、乗り心地の向上を図っている。
消費電力も永久磁石同期モーター(PMSM)を採用し、現行の03系と比べて25%削減した。

<片軸操舵方式台車 モーター付き側>


<運転席>

 客室はLEDによる間接照明や、連結部の大型扉化、江戸切子の模様の美しい荷棚など開放的な空間が広がる。

<LEDによる間接照明>


<江戸切り子の模様の荷棚>

 また乗降扉上部には17インチワイド液晶が3面で配置され、乗り換え案内や駅設備案内など日・英・中・韓の4言語で表示されている。車内Wi-Fiは今年度より順次導入予定。


<4言語で表示されたディスプレイ>

(文=編集委員・田山浩一)
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昆梓紗
昆梓紗 Kon Azusa デジタルメディア局DX編集部 記者
明るくすっきりした印象の車両です。 日比谷線沿線には六本木や神谷町、銀座、築地など、外国人観光客利用の多い駅があり多言語表示は必須ですね。

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