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梅田お化け屋敷であなたの“ビビリ度”が一目で分かる! 

NTT西が数値化サービス
 臆病者は誰だ―。NTT西日本は毎日放送(MBS)の本社(大阪市北区)で開催中の「梅田お化け屋敷」で、脈拍や心電図などの生体データから恐怖度を数値化するサービスを始めた。お化け屋敷のイベントは9月11日まで行う。

 入場者にリストバンド状の計測器を取り付け、脈拍や歩く速度を計測する。そのデータを独自アルゴリズムで、不安や恐怖を数値化した「ビビリ度」に置き換える。入場者はスマートフォンでビビリ度を把握でき、恐怖体験を客観的に振り返ることができる。

 位置情報システムを場内5カ所に配置しており、入場者のビビリ度が高かった場所を特定できる。そのデータをお化け屋敷の演出にも生かすという。NTT西は生体データから精神・身体の情報を可視化できる技術を確立し、娯楽施設やスポーツ分野に提案している。

(計測器を装着しタブレットでビビリ度を表示)
日刊工業新聞2016年7月18日
日刊工業新聞記者
日刊工業新聞記者
不安や恐怖を数値化した「ビビリ度」判定は、職業の適性検査にも使えそうです。ふと、すぐビビる人が訓練によってビビらない人になるツールが開発できたら面白そうだな、と思いました。

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