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チャイニーズの二足歩行型ロボ100体輸入、さて何に使う?

竹中製作所が中国ベンチャーのUBテックと代理店契約
 竹中製作所(大阪府東大阪市)は、中国ロボットベンチャーのUBテック・ロボティクス(深セン市)と日本の代理店契約を結んだ。素早い動作をこなすUBテック製の二足歩行型ロボットをまず100体輸入し、7月から月約5000円のレンタル方式で、イベント、介護施設、教育用などの需要を開拓し、販売につなげる。今後、UBテックと組んだロボット事業で年間1億円の売り上げを目指す。

 UBテックと代理店契約を結んだのは日本では竹中製作所が第1号。踊りの動作などを別料金でプログラミングしてレンタル提供する。第1弾で扱うUBテック製「アルファ1s」は、背丈が40センチメートル、16個のモーターモジュール搭載でテンポが速い、アクロバティックな動きができる。フル充電で1時間連続で使える。中国では2016年正月のテレビ番組で540体の同ロボが踊る演出で注目されたという。

 竹中製作所は特殊ボルト事業と併せた電子機器事業の新分野として取り組む。元々ロボット駆動制御で知見があり、メンテナンスもできることから、UBテックの日本パートナーとしてロボットビジネスを探ることにした。
日刊工業新聞2016年7月4日 機械・ロボット・航空機1面
昆梓紗
昆梓紗 Kon Azusa デジタルメディア局DX編集部 記者
中国ローカルのロボットメーカーの実力も高まっているのでしょうか。明日より中国でロボット展示会が開催されます。

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