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日産、軽の新モデルに自社エンジン投入!三菱自から切り替え

不正のイメージ払拭狙う。サプライヤーへの影響も
日産、軽の新モデルに自社エンジン投入!三菱自から切り替え

ゴーン社長と三菱自の益子会長

 日産自動車は2018年後半にも生産を始める軽自動車の新モデルに、自社開発するエンジンを採用する方針を固めた。三菱自動車の燃費不正問題で生産を停止した現行モデルは三菱自が開発したエンジンを採用しているが、新モデルは自社開発で性能を向上したエンジンに切り替える。不正問題で傷ついたイメージを払拭(ふっしょく)する狙いもありそうだ。

 日産が自社開発した軽用エンジンで商品化するのは、初めてとみられる。新モデルは三菱自が開発・生産する現行「デイズ(日産名)」「eK(三菱自名)」の後継モデルにあたる。後継モデルの車両開発は日産が担当している。

 新エンジンの生産拠点は未定。現行モデルのエンジンは三菱自の水島製作所(岡山県倉敷市)で生産しているが、同製作所のほか、日産のエンジン生産拠点である横浜工場(横浜市神奈川区)などが候補に挙がっているもよう。エンジンの開発や生産が三菱自から日産に変わると、エンジン部品を納入するサプライヤーも入れ替わる可能性がある。


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明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役デジタルメディア事業担当
車両開発は日産が担当するならエンジンをそうした方が自然だろう。日産が小型エンジン作りがうまいというイメージはないが。

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