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「都市ガス→水素→FCV」九州初のオンサイト式ステーション完成

西部ガスが福岡市に開設
 西部ガスは24日、福岡市東区に同社初の水素ステーション「東浜水素ステーション=写真」を開所した。燃料電池車(FCV)や水素製造機能を持たない水素ステーションに水素を供給する。設備の増強で燃料電池バスへの供給も可能になる。都市ガスから水素を作るオンサイト方式の商用は九州初。1時間でFCV5、6台に供給できる。

 場所は福岡都市高速道路や幹線道路に近い。水素の価格は1キログラム1100円(消費税抜き)。水曜日と日曜日を除く9時半から17時まで基本的に営業する。タクシー業者の利用を想定し連休を避けた。酒見俊夫社長は「新たな水素ステーション整備にも役立てる。水素社会の実現に貢献したい」と述べた。
日刊工業新聞2016年3月25日 建設・エネルギー・生活面
三苫能徳
三苫能徳 Mitoma Takanori 西部支社 記者
とても単純に考えると、都市ガスと設備さえあれば水素ステーションができるということ(資金とか需要とかは置いておくとして)。地方への普及モデルになりそうです。

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