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北九州の産業観光さらに充実!安川電機100周年のしめくくり「歴史館」完成

北九州の産業観光さらに充実!安川電機100周年のしめくくり「歴史館」完成

100周年記念歴史館が完成(産業用ロボット受注1号機を前に津田会長兼社長)

 安川電機が整備を進めていた「歴史館」が本社敷地内に完成した。創立100周年記念事業の最後の事案。産業用ロボットやモーターなど初号機のほか、安川敬一郎氏ら創業家の功績も展示している。4月1日から一般公開する。

 同社は2015年の100周年を記念して、100億円超を投じて本社事業所を「ロボット村」に再編した。新本社棟やロボット工場のほか、一般に開放したゲストエリア「みらい館」や緑地帯も整備した。津田純嗣会長兼社長は「過去を見つめなければ今後の方向性を誤る。社内外の人たちにモノづくりの歴史や文化を伝えたい」と話している。

 建屋は日本人建築家に影響を与えたと言われる、チェコ出身の建築家アントニン・レーモンド氏設計の旧本社事務所講堂に耐震補強を施した。床面積は311平方メートル。見学は無料だが予約制。問い合わせはみらい館(093・645・7705)へ。
日刊工業新聞2016年3月16日 ロボット面
三苫能徳
三苫能徳 Mitoma Takanori 西部支社 記者
北九州市内にはTOTOミュージアムも去年完成しましたし、「世界遺産」の新日鐵住金八幡製鉄所もあるので、これで産業観光がさらに充実しますね。

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