コミュニケーションロボットが園児見守る―ユニファ、保育園向けサービス普及

クイズ、ダンスやカメラマン機能も

 ユニファ(名古屋市中区、土岐泰之社長、052・212・5717)が2015年に開始した、コミュニケーションロボット「MEEBO(ミーボ)」を使った園児見守りサービスが普及期を迎えている。身長28センチメートルのミーボが保育園の園児とクイズなどで遊びつつ、写真や動画を撮影して保護者に安心感を与える。先生にも園児の見守りや「カメラマン」としての負担が低減する利点がある。

 昨年10月に開園したにじいろ保育園南荻窪(東京都杉並区)では1台のミーボが朝夕に受け付けで出迎える。遊戯にも登場し、動物の鳴き声をまねて何の動物か当てるクイズなどを出す。

 コミュニケーションの機能はさほど多くなく、先生が園児に見えないよう操作してクイズを出し、ダンスを踊る。黒川幸恵園長は「転園してくる園児も寂しがらない」とミーボには好評価だ。
 
 導入して良かったもう一つのポイントは写真撮影機能だという。ミーボはインターネット写真販売サービスと連動し、撮影した写真を保護者の共有サイトにアップロードする。保護者は欲しい写真をいつでも選び、購入できる。先生にとっては「園児ごとの写真選別や、焼き増しの受け付けなど多くの作業が減って助かった」と笑う。

 防犯面では、園児の安全のためにいろいろな機能があった方が良い。今後、ミーボが保護者の顔を認識する機能を持ち「普段来ない祖父祖母、普段と違う時間帯での送迎などで先生が知らない人でも誰か分かると助かる」(黒川園長)という。

 同園を運営するサクセスホールディングス(東京都品川区)は効果検証を進めて、他の園でも採用するかどうか検討する。

 ミーボは20―30台が導入済みで、引き合いは多い。ユニファは「非接触で園児を検温できるようにしたい」などミーボに新たな機能を盛り込む方針だ。

日刊工業新聞2016年3月2日 ロボット面

昆 梓紗

昆 梓紗
03月03日
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非接触で検温でき、熱の出ている子供がいれば保護者に自動で連絡が行く、などの機能があれば保育士の負担も減りますし病気の蔓延を防げそうです。待機児童問題が国会でも取り上げられていましたが、保育分野でIoTやロボットが普及すれば少ない人数でも安全に園を回していけるようになるのでは、と思います。

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