ニュースイッチ

小さな店でも!自家製バウムクーヘン2本自動焼き上げ

横山鉄工が小型機発売へ
小さな店でも!自家製バウムクーヘン2本自動焼き上げ

これまで12本焼きのバウムクーヘンオーブンなど累計20台を販売

 小さな店にも置けます−。横山鉄工(北海道帯広市、横山邦彦社長、0155・33・3511)は、「2本焼きバウムクーヘンオーブン(自動式)」を6月に発売する。価格は250万円程度を想定する。小規模の菓子店など向けに初年度3台の販売を目指す。

 2月中に本体を完成させ、試運転などを経て、6月に開催する国際食品工業展「FOOMA JAPAN2016」に出展して売り出す。寸法は幅1400ミリ×奥行き750ミリ×高さ1400ミリメートル。外径15センチメートルのバウムクーヘン1本を焼き上げる時間は45―60分を見込む。

 従来の1本焼き用は手動式で、焼き加減の確認などで必ず機械の側に人をつかせなくてはならなかった。2本同時に焼けることも含め作業を効率的にしたいとのニーズもあったことから開発した。横山社長は「付随する食品機械の販売にもつなげたい」と話す。

 同社は51年に設立。農機具などの機械加工のほか、00年頃から菓子製造機械を手がけている。バウムクーヘンオーブンは1本焼きや12本焼きなど4種類発売しており、累計で約20台を販売した。15年12月期の売上高は6600万円。(札幌)
日刊工業新聞2016年2月10日中小企業・地域経済2面 
昆梓紗
昆梓紗 Kon Azusa デジタルメディア局DX編集部 記者
バウムクーヘンは年輪のような模様を綺麗につけるために、生地に均等に焼き色をつける必要があります。小規模店舗でも簡単に導入できればバウムの幅が広がりそうです。

編集部のおすすめ