ニュースイッチ

トヨタが沖縄・本部半島で超小型EVによる観光周遊実証を開始

 トヨタ自動車と本部町観光協会(沖縄県本部町)、今帰仁村観光協会(同今帰仁村)は18日、沖縄県北部の本部半島で超小型電気自動車(EV)を使った観光周遊の実証実験「ちゅらまーい ハーモ」を始めた。3者が実施する「スマートリゾート沖縄 本部半島実証実験」の一環。トヨタ車体の「コムス」を貸し出し、観光地を巡る。観光振興と地域活性化につなげる狙いがある。

 車載のタブレット端末により周遊ルートや観光地を案内する。超小型EVの移動しやすさや環境保全性を生かし、風光明媚(めいび)な地域の魅力を感じられる場所を紹介する。

 同地域は「美ら海水族館」に近い人気スポット。だが実験では「ちょっと寄り道細道体験」など穴場の観光地などを設定した。

 車両はホテルなど6カ所で貸し出す。料金は2時間コースが消費税抜き3000円、4時間コースが同5000円。
日刊工業新聞2016年1月19日 自動車面
三苫能徳
三苫能徳 Mitoma Takanori 西部支社 記者
コムスは一人乗りでファミリー層や自動車免許を持っていない人は使えないので、利用者がかなりしぼられるなあと考えていましたが、トヨタ自動車の担当者による「交通手段ではなくアクティビティ」という説明で納得がいきました。 試乗用ルートで運転させてもらいましたが、起伏ある道でもグイグイ進めて気持ちよく、個人的には使ってみたいと思いました。

編集部のおすすめ