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サンタの橇を引く不気味なトナカイロボット、米ボストンダイナミクスが映像公開

犬型ロボット「スポット」をトナカイ役に
サンタの橇を引く不気味なトナカイロボット、米ボストンダイナミクスが映像公開

“Happy Holidays from Boston Dynamics!” (ユーチューブ映像から)

 今度はロボットのトナカイ? グーグルが買収したロボットメーカーの米ボストンダイナミクスが、ロボットを使ってクリスマスを祝う映像を公開した。犬型ロボットの「スポット(Spot)」を3匹、トナカイに仕立てて、女性のサンタクロースが乗った橇を引かせるという趣向。ジングルベルの音楽を背景に「ハッピーホリデイズ、フロム・ボストンダイナミクス!」とサンタが親しげに呼びかける映像は、12月22日の公開以降、150万回以上も再生されている。

 同社はもともと軍事用ロボットを研究開発していて、これまでの例だと、2足歩行ロボットが林の中の道を小走りに進んだり、斜面を自律歩行する荷物運搬用の「ビッグドッグ」や「スポット」は思い切り横っ腹を蹴られても倒れなかったり、高速で走る「チーター」は走りながら障害物を認識して飛び越えたり…。

 動きがリアルなため、これまでは、こうやって将来人間を支配するロボットが着々と作られていくのかも、というような恐怖感を抱かせる映像がほとんどだった。今回は逆に、初めて女性を、それもサンタ役で登場させ、親しみやすさを狙ったのだろう。とはいえ、音楽に合わせるようにして闊歩するトナカイには首がないし、やはり不気味なことに変わりはない。
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藤元正
藤元正 Fujimoto Tadashi
次回はサンタもロボットになっていることでしょう。そして、いずれはそうした映像を鑑賞しているのもロボットに…。

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