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広島大、ダイヤ工業と無電力型運動支援スーツを共同開発

人工筋肉、ポンプ踏み調節
 広島大学大学院工学研究院の栗田雄一准教授とダイヤ工業(岡山市南区)は、自身の体重だけで機能する運動支援スーツを開発した。足の裏のポンプを踏み込むと圧縮空気が送られ、ももや肩に張り付けた人工筋肉が縮む。筋肉に沿って配置すると身体の動きを増強できる。高齢者の運動支援、工場や農場などでの作業補助に提案していく。

 靴底に配置したポンプを踏み込むと約150キロパスカルの圧縮空気が発生する。これを人工筋肉に流し込んで力を出す。長さ50センチメートルの人工筋肉が5センチメートル縮むと約4キログラム重、約13センチメートル縮むと1キログラム重の力がでる。歩く際の膝を上げる動作やボールを投げる動作を支援できた。

 ポンプを踏むタイミングと人工筋肉が縮むタイミングは、配管の長さやタンクを介して調整できる。ダイヤ工業が人工筋肉の収縮率を8倍以上に向上させたことで、人体に沿って張り付け、力を出しやすくなった。
日刊工業新聞2015年12月11日 ロボット面
昆梓紗
昆梓紗 Kon Azusa デジタルメディア局DX編集部 記者
この運動支援スーツは機械と人の融合で新たなスポーツを生み出す「超人スポーツ」でも紹介されています。アニメ、漫画「名探偵コナン」に出てくるサッカーボールを蹴る力を増強されるスニーカーを思い出しました。

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