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ココカラファイン、コンビニなどに大衆薬卸売り

登録販売者も紹介し販売を支援
ココカラファイン、コンビニなどに大衆薬卸売り

コンビニでは大衆薬は是非売りたい商材

 ココカラファインは一般用医薬品(大衆薬)などの販売について、コンビニエンスストアなどに商品や人材などをパッケージで提案する方向で準備に入った。商品とともに、販売の際に必要な登録販売者などの人材をグループ会社を通じて紹介する。コンビニなどでは大衆薬を販売したい意向を持つところが少なくない。しかし、大衆薬の販売資格である登録販売者の確保や資格取得が難しく、二の足を踏むところも多い。商品、人材などをパッケージで提案して参入しやすくする。

 大衆薬などのパッケージ提案は現在準備を進めているが、蓄積したノウハウを活用して売れ筋商品などをそろえ、Eコマース(電子商取引)をベースに簡単に受発注できる仕組みにする方針だ。

 大衆薬の販売にあたって必要な登録販売者については、2014年に設立したグループ会社のココカラファインアソシエ(東京都大田区、大淵孝弘社長、03・6429・2346)を通じて紹介する。商品とともに顧客に提案する考えだ。

 対象とする顧客は主にコンビニなどを想定している。コンビニでは大衆薬販売へのニーズは高いが、大衆薬販売に必要な登録販売者の資格は取得にあたって医薬品の販売現場での実務経験が必要など、医薬品を扱っていないコンビニではハードルが高い。

 そのため大手コンビニではドラッグストアチェーンや調剤薬局チェーンと組み、一体型店を構築するなどの展開が主流だ。
日刊工業新聞2015年12月10日 建設・エネルギー・生活2面
日刊工業新聞記者
日刊工業新聞記者
身近なコンビニで大衆薬が売られていたらいいなぁと思います。一方でドラッグストアも24時間化が始まっています。ドラッグとコンビニの垣根がどんどん低くなっています。

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