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新興国の新交通システムを開拓せよ!三菱重工がコスト半減の新型車両

 三菱重工業は東南アジアなどの都市内輸送に適した低価格新交通システム車両「アーバニスモCFT―400」を開発した。安全性を確保した上で自動車などの量産品で使われる汎用部品を多用したり、内外装の簡素化で、従来よりコストを半分程度に抑えた。鉄道事業者からの要請に応じた先進国向け車両の開発思想を転換。車両メーカー自ら市場性を分析した上で開発した新興国戦略車両として受注活動を展開する。昨年開発した高速タイプと組み合わせて提案。新交通システム市場でのトップ級の地位を固める。
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日刊工業新聞2015年12月10日1面
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役デジタルメディア事業担当
国内ではゆりかもめ7300系や日暮里・舎人ライナー330形、埼玉新都市交通ニューシャトル2020系、海外では米国や香港、シンガポールなどで空港向け全自動無人運転車両などの納入実績がある。「重厚長大」の象徴、三菱重工がこのようなマーケット感覚で世界を攻めるのは良いこと。MRJが全社に良い刺激になってほしい。

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