テスラがセミ自動運転ソフトの提供開始、ウィンカー操作で勝手に車線変更
とりあえず米国「モデルS」向け、日本含むアジアは来週か
米テスラモーターズは15日、電気自動車(EV)の主力車種である「モデルS」向けに、オートパイロット機能を内蔵したソフトウエアをリリースした。道路で車線を維持したまま自動走行したり、方向指示器を出すだけで車が周囲の状況を判断しながら勝手に車線変更してくれる。とりあえず米国向けで、欧州、アジア向けは1週間後になる見通し。ただし、無料ではなく、ニューヨークタイムズによれば、アップデートするのに2500ドルかかるという。
モデルSは2014年10月以降、レーダー、カメラ、超音波センサーといったハードウエアが内蔵され、ソフトウエアの更新によって、段階的に自動運転機能が追加される仕様になっている。今回の「バージョン7.0」のソフトウエアはオートパイロットと自動車庫入れ機能が加わり、ユーザーの持つモデルSは無線LAN経由でアップデートできる。
オートパイロットによる車線変更では、前や横の車が急に目的の車線に入ってきた場合にブレーキをかけるなどして危険を避け、後から車線変更する。ただ、白線のレーンの色が薄くなっていたり、天候によってはオートパイロット機能に影響が出る場合もあるという。
イーロン・マスクCEOは、記者説明会でオートパイロットは「まだベータ版」と話し、運転者は常にハンドルに手を置くよう推奨。手を離すとダッシュボードにハンドルを握るようメッセージが現れ、続いて音声で警告が出る。これらを無視して運転を続けるとオートパイロット機能がオフになり、車は自動的に停止する。万一、ハンズフリーで運転していて事故にあった場合に賠償金は払われない見通しだ。
一方で、同CEOは自動運転技術の進展により、およそ3年以内に、運転者はまったく何も触れずに目的地まで車で移動できるようになるとみている。ただ、ネックとなるのは法制度で、交通当局の承認がそれ以上かかる見通しという。
今回のソフトウエアのアップデートに合わせ、実際の道路でのモデルSの走行映像もYouTubeにいくつか公開されている。それらを見る限り、運転中にハンドルから手を完全に離しても問題なくレーンに沿って走り、車線変更もスムーズに行っている。
(オートパイロットのyoutube映像)
モデルSは2014年10月以降、レーダー、カメラ、超音波センサーといったハードウエアが内蔵され、ソフトウエアの更新によって、段階的に自動運転機能が追加される仕様になっている。今回の「バージョン7.0」のソフトウエアはオートパイロットと自動車庫入れ機能が加わり、ユーザーの持つモデルSは無線LAN経由でアップデートできる。
オートパイロットによる車線変更では、前や横の車が急に目的の車線に入ってきた場合にブレーキをかけるなどして危険を避け、後から車線変更する。ただ、白線のレーンの色が薄くなっていたり、天候によってはオートパイロット機能に影響が出る場合もあるという。
イーロン・マスクCEOは、記者説明会でオートパイロットは「まだベータ版」と話し、運転者は常にハンドルに手を置くよう推奨。手を離すとダッシュボードにハンドルを握るようメッセージが現れ、続いて音声で警告が出る。これらを無視して運転を続けるとオートパイロット機能がオフになり、車は自動的に停止する。万一、ハンズフリーで運転していて事故にあった場合に賠償金は払われない見通しだ。
一方で、同CEOは自動運転技術の進展により、およそ3年以内に、運転者はまったく何も触れずに目的地まで車で移動できるようになるとみている。ただ、ネックとなるのは法制度で、交通当局の承認がそれ以上かかる見通しという。
今回のソフトウエアのアップデートに合わせ、実際の道路でのモデルSの走行映像もYouTubeにいくつか公開されている。それらを見る限り、運転中にハンドルから手を完全に離しても問題なくレーンに沿って走り、車線変更もスムーズに行っている。
(オートパイロットのyoutube映像)
ニュースイッチオリジナル