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シャープ、国内で化粧品市場参入のワケ

シャープ、国内で化粧品市場参入のワケ

シャープの戴正呉会長兼CEO

シャープは9日、国内の化粧品市場に参入する方針を示した。台湾で化粧品販売チェーン店を展開する美華泰(ミラダ)と連携し、化粧品や美容関連製品などを、自社の電子商取引(EC)サイト「ココロストア」経由で販売する。シャープはこれまでもマスク販売などで、自社ECサイトの活用を進めている。将来はヘルスケア分野の製品の取り扱いも増やし、ECビジネスを強化する考え。

同日、戴正呉会長が社員向けに発信したメッセージで明らかにした。戴会長は「ウィズ・アフターコロナの世界では、オンラインでの顧客接点を拡大することが重要だ」とし、ECサイトの活用を強化する考えを示した。

1日に台湾子会社を通じたミラダの買収を発表済み。完了時期は未定。台湾でも自社ECサイト経由で化粧品などを販売。サイト会員数拡大につなげる。

日刊工業新聞2020年7月10日

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