ニュースイッチ

日清紡グループがデジタルサイネージ事業で狙う用途

香港製照明品など、ラインアップ増
日清紡グループがデジタルサイネージ事業で狙う用途

香港の照明ベンチャーによる製品などを拡販

 ニッシントーア・岩尾(東京都中央区、佐々木肇社長、03・3668・1861)は、デジタルサイネージ(電子看板)事業を強化する。香港の照明ベンチャーの製品など、ラインアップを強化し、ショーウインドーなどの演出のほか、公共交通や防災情報など、用途の拡大を狙う。2019年度に売上高で約2億円、将来的には10億円規模を目指す。

 香港の照明ベンチャー・SuiRichと日本総販売代理店契約を結んでおり、同社製の曲げられるフレキシブルパネル「マジックフレックス」などの特徴を備えた製品を拡販する。

 マジックフレックスは背面のマグネットで簡単に設置することが可能で、イベントや広告などさまざまな用途での使用に対応する。防水仕様で屋外の円柱や局面などで活用できるディスプレー「シンドリカルシリーズ」なども用意した。

 SuiRich以外の製品では、ショーウインドーでの演出に最適な発光ダイオード(LED)ディスプレー「トランスペアレントLEDスクリーン」なども提案する。未使用時はガラスの向こう側が見え、スイッチを入れると電子看板として使用できる。

 ニッシントーア・岩尾は、日清紡ホールディングス(HD)において商社機能を担う。繊維製品や食品関係のほか、電子看板など産業資材分野にも注力している。

編集部のおすすめ