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ガンプラ需要増で新工場建設、40周年見据える

ガンプラ需要増で新工場建設、40周年見据える

多色成形でプラモデルの部品を一体にできる

 バンダイスピリッツ(東京都港区、福田祐介社長、0570・078・001)は、ガンダムシリーズのプラモデル(ガンプラ)の需要増に対応するため、新工場棟をバンダイホビーセンター(静岡市葵区)内に建設する。12月に着工し、2020年秋の稼働を目指す。生産能力は8月比で1・4倍になる。投資額は非公表だが数十億円を見込む。

 新工場棟は多色成形機35台を設置。小型の無人搬送車(AGV)も2台導入する。バンダイホビーセンターは06年に稼働。四つの異なる素材・色のプラモデル部品を一つの金型で同時成形できる「4色射出成形機」の技術を持つ。

4色射出成形機(多色成形機)

 ガンプラは1980年に発売し、19年4月までに累計5億個を出荷。20年は発売40周年を迎え、さらに需要が高まるとみている。
日刊工業新聞2019年8月21日

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