GEが重工業向けビッグデータ解析のクラウドサービス、来年から社外に提供
「インダストリアル・インターネット」普及拡大へ
重工業分野のビックデータ解析が行えるクラウドサービスを世界で初めて立ち上げると、米ゼネラル・エレクトリック(GE)が4日発表した。現在GE社内で試験運用を進めており、今年の第4四半期からGEグループで実施しているデータ分析を全面的にクラウドに移行、2016年には外部の顧客向けにサービス提供を始める。GEは、世界中に分散している生産システムや産業機器をインターネットでつなぎ、効率的に運用する「インダストリアル・インターネット」を提唱しているが、新しいクラウドサービスでインダストリアル・インターネットの普及とソフトウエアビジネスの拡大に乗り出す。
このサービスは「プレディックス・クラウド(Predix Cloud)」。航空機のジェットエンジンや病院のMRI(磁気共鳴断層撮影装置)、発電用タービン、鉄道システムなど、重工業向けに特化して開発しているもので、機器や装置から発生する大量のデータをリアルタイムに解析し、設備の運用効率化や異常診断などに役立てる。
もともとGEは、重工業関連のビッグデータ解析が行えるソフトウエア基盤のPredixを開発し、グループ内で活用しているほか、社外にも提供。日本ではソフトバンクが販売している。今後はPredixの機能をインターネット経由でユーザーが開発・稼働環境を手軽に構築できるPaaS(パース=Platform as a Service)の形で提供する。
GEの2014年のソフトウエア売上高は40億ドル。その大半をPredixが占め、2015年は60億ドルのソフト売上高を予想している。GEはPredixクラウドを含めて年間5億ドルをソフトウエア開発に投資しており、新たに米国の東海岸と西海岸にデータセンターも建設するという。
このサービスは「プレディックス・クラウド(Predix Cloud)」。航空機のジェットエンジンや病院のMRI(磁気共鳴断層撮影装置)、発電用タービン、鉄道システムなど、重工業向けに特化して開発しているもので、機器や装置から発生する大量のデータをリアルタイムに解析し、設備の運用効率化や異常診断などに役立てる。
もともとGEは、重工業関連のビッグデータ解析が行えるソフトウエア基盤のPredixを開発し、グループ内で活用しているほか、社外にも提供。日本ではソフトバンクが販売している。今後はPredixの機能をインターネット経由でユーザーが開発・稼働環境を手軽に構築できるPaaS(パース=Platform as a Service)の形で提供する。
GEの2014年のソフトウエア売上高は40億ドル。その大半をPredixが占め、2015年は60億ドルのソフト売上高を予想している。GEはPredixクラウドを含めて年間5億ドルをソフトウエア開発に投資しており、新たに米国の東海岸と西海岸にデータセンターも建設するという。
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