ニュースイッチ

日立が中国で医薬品メーカーと“スマート製造”

日立が中国で医薬品メーカーと“スマート製造”

石薬集団の蔡董事長(左)と日立(中国)の小久保董事長(日立の発表資料から)

 日立製作所は中国地域統括会社を通じ、同国の医薬品メーカーである石薬集団(蔡東晨董事長)とスマート製造分野での戦略的パートナー関係を強化することで合意し、覚書を結んだ。

日立の医薬品製造管理システム「HITPHAMS(ヒットファムス)」やデジタル統合監視制御システム「HIDIC―AZ(ハイディック・エーゼット)」を石薬集団の六つの生産ラインに新規に導入、さらなる拡大も検討する。

 これにより、医薬品の製造プロセスにおける電子記録やリアルタイム管理、生産データ活用などによる追跡管理が可能となる。中国の新版GMP(医薬品などの製造・品質管理規則)を順守した医薬品の製造や業務の効率化を図る。

 さらにビッグデータ分析や人工知能(AI)技術も活用し、製造プロセスの改善や品質向上に取り組んでいく。

<関連記事>
見逃してはいけない「製造現場×デジタル」新潮流
日刊工業新聞2018年12月11日

編集部のおすすめ