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保育施設向け建物リース、都内23区を狙え!

キャッシュフロー安定、興銀リースが来年度倍増狙う
保育施設向け建物リース、都内23区を狙え!

広島市内の食品スーパーに併設された保育施設

 興銀リースは東京都心部を中心に保育施設向け建物リース事業を拡大する。認可保育施設を運営する大手事業者との接点を増やすほか、補助金など認可保育の仕組みや制度を熟知した担当者を育成し、2018年度は17年度比2倍となる10件の保育施設への建物リース成約(開園はすべて19年4月)を目指す。

 補助率が高くキャッシュフローの安定している都内23区内でニーズを掘り起こす。17年度は3社の大手保育所運営事業者と組み18年4月の開園に向けて23区内で3園の建物リースを始めた。

 現在建設中の2件と併せ5園の保育施設への建物リースを行う。建物の価格は5件で5億円超とみられ、リース期間はいずれも20年程度。18年度は連携できる大手保育所運営事業者の数を増やすなど10件で建物価格10億円超の取り扱いを見込む。

 興銀リースは15年に大手有力工務店の紹介を通じて、広島市内の食品スーパーに保育所「SunSun保育園」を併設した複合施設向け不動産リースをしたことをきっかけに保育施設への建物リースに取り組んでいる。
日刊工業新聞2017年12月14日
日刊工業新聞記者
日刊工業新聞記者
同社は16年度までの中期経営計画で蓄積した知見とノウハウを生かし、ヘルスケア、保育施設、ホテルなど社会的ニーズの高まる分野への不動産リースの取り組みを強化している。 (日刊工業新聞経済部・山谷逸平)

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