5Gでロボアーム遠隔制御。ソフトバンク、2mm秒以下の低遅延

 ソフトバンクは東京都江東区の研究施設で、第5世代移動通信システム(5G)の特徴である「超低遅延」や「超高速」などを用いたデモンストレーションを行った。超低遅延の通信でロボットアームを遠隔制御したほか、高解像度の「4K」映像を超高速通信で伝送した。同社は5Gを活用した商用サービスについて2020年頃の開始を目指す。

 デモではロボットアームを遠隔制御し、人間が打ったエアホッケーのパックをはね返した。ゲーム台上部のカメラでパックの位置を検知し、それを基に軌道を計算。その結果を2ミリ秒以下の超低遅延通信でロボットアームの制御サーバーに転送して実現した。現行の4Gに比べてデータ転送の遅延が5分の1にとどまるため、4Gよりも高い精度で跳ね返せるという。

 また、高精細カメラで撮影した風景映像を毎秒800メガビット(メガは100万)の超高速通信で伝送し、即時に60インチの大型モニターに配信した。

 「超低遅延」はコネクテッドカー(つながる車)や工場の自動化など、「超高速」は遠隔医療などの用途で利用が見込まれており、ソフトバンクはそうした分野での商用サービスを検討する。

日刊工業新聞2017年9月14日

川上 景一

川上 景一
09月12日
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センサ(カメラ)での位置検出、5Gによる超高速通信、低遅延の制御(エアホッケー)で、ソフトバンクが発信する、「IoT × AI on 5G」につながっていく未来を感じさせる。ソフトバンクをはじめとするキャリア各社も、展示やコンファレンスで「IoT × AI on 5G」を打ち出す今年のCETAEC JAPANでは、「デバイス・ソフトウェアエリア」でセンサや低消費電力の通信技術を、「社会・街エリア」で5GやAIを見ることができる。展示会場の中心にある「特別テーマエリア」では、「IoT×AI」による社会課題の解決への可能性が示される。多彩なコンファレンスと併せて、IoTによる社会変革を感得し、それに対応するためのビジネスパートナーを見出す機会としてCEATE JAPANをご活用いただきたい。

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