パナソニックが「頑丈型」パソコン増産。台湾の生産比率、20年に5割

主力工場の神戸と同規模に

 パナソニックは一般的なノートパソコンなどと比べて過酷な使用に耐える「タフブック」などの頑丈型パソコンの販売増に対応し、台湾工場(新北市)の生産比率を引き上げる。主要な部品メーカーが立地し、生産コスト面でも有利な台湾工場で増販分の大半を生産する。パソコン製品全体に占める台湾工場の生産比率は、2020年までに現在の約3割から5割程度に高まり、主力の神戸工場(神戸市西区)と同規模になる見通しだ。

 パナソニックは頑丈型パソコンを、16年度に世界で約40万台を販売。17年度は10%以上の売り上げ増を見込む。主要市場の米国は一時落ち込んだが、16年から復調した。全体の約1割を占める日本向けも軽量・薄型製品の投入などで地方自治体や警察向けを開拓しており、19年度まで年2割程度の成長を見込む。

 台湾工場は頑丈型の生産を主に担当しており、新製品も含めた増販分も生産する。

 パナソニックのパソコン事業は業務用が中心。ノート型と、衝撃や振動、水、暑さや寒さなどに強い頑丈型を年間計80万台弱販売する。その内ノート型は年35万台程度で約9割が国内向け。ノート型の大部分と頑丈型の一部は、主力の神戸工場で生産している。

 神戸工場には4月から、米国の頑丈型パソコンのカスタマイズ体制を移管した。生産効率の高い神戸で対応し納期を短縮する。約1週間かかっていた場合は1―2日まで短縮できる見通し。米国は前線のシステムエンジニアを増やし、パソコンをカメラなどの商材と組み合わせてシステム提案するソリューション体制を強化する。

日刊工業新聞2017年9月4日

明 豊

明 豊
09月11日
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あまり生産比率が何割になるとかに意味はない。日本マイクロソフトの樋口泰行会長が今年4月にパナソニックの役員として招聘された。パソコン事業にどう刺激を与えていくのかに興味がある。

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