ネスレ日本 コーヒー、チョコに続く第3の柱は「抹茶」

「健康」テーマに拡販

 ネスレ日本は抹茶商品をコーヒーやチョコレートに続く、第3の柱に育成する。「キットカット」の抹茶シリーズ4品を、25日に消費税抜き価格500―600円で同時発売。さらにカフェマシン(写真)を活用し、自宅や職場で抹茶が手軽に飲める「ネスレウェルネスアンバサダー」サービスを10月に本格再開、会員増を目指す。会員用に、出先でも栄養成分を手軽にとれる抹茶商品も発売する。

 抹茶は健康イメージに加え渋みが少ないため、欧米人に人気が高い。ネスレ日本によると本格抹茶市場はこの5年間で2・5倍に成長し、同社のシェアはほぼ半分と見ている。 シェアを数年以内に70―80%に高めるとともに、健康ニーズを追い風に新商品や新サービスを積極投入。健康機能成分で知られるポリフェノールを「日本人はお茶で25%とっており、ここをさらに伸ばせる」(高岡浩三社長)と見る。

 コーヒーと違い、抹茶は健康機能成分を添加しても風味がほとんど変わらない利点があり、これを切り口に健康サービスを展開。事前診断で客に足りない栄養素を把握してもらい、これを強化した抹茶カプセルを「ネスレウェルネスアンバサダー」のカフェマシン専用で供給する。

 ネスレにとって、毎月、継続して売り上げが入る利点がある。滋賀県に建設していた工場が完成、供給体制が整ったことで本格再開する。会員数は約1万5000人という。

 キットカットの4品はビスケットに抹茶ペーストをかけた菓子。ウェルネスの会員が出張や旅行で抹茶カフェを飲めない時のために外食商品も発売する。

日刊工業新聞2017年9月8日

昆 梓紗

昆 梓紗
09月08日
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海外では「Maccha」はスーパーフードとして人気なのだそうです。アメリカのスターバックスでも抹茶商品が販売されています。

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