「フェアレディZ」が登場した日。モーターショーが見せる未来社会

今年も10月27日から

 1969年10月24日に東京・晴海で開幕した「第16回東京モーターショー」。本格的なスポーツカーとして「ニッサンフェアレディZ」や、日本初のミッドシップエンジン車「いすゞベレットMX」、将来の理想車として「トヨタEX―III」などが展示された。

 その次の「第17回東京モーターショー」(1970年)では外車が初めて登場した。翌年4月の自動車の資本自由化を控え、国産車対外車の前哨(しょう)戦となった。10月31日付の日刊工業新聞では「国産乗用車はよりスポーティーに、よりデラックスになってきた」とある。
「第17回東京モーターショー」

 それから7年後。77年1月に東京・晴海で開催した「77外車ショー」では、6カ国から83台が出品された。もう少し外車を買ってもらって貿易不均衡の解消にもつなげようとの狙いが前面に打ち出されていた。テープカットに臨まれた高松宮殿下(写真右)は、展示車を熱心にご覧になっている。
高松宮殿下(写真右)

 今年も10月27日に東京モーターショーが始まる。貨物輸送や人の移動に欠かせない手段となった自動車は、1960年代以降のモータリゼーションで国民生活に一気に浸透した。45回目を数える今回は、どんな未来生活を見せてくれるだろうか。

 

日刊工業新聞2017年9月4「日刊工業アーカイブス」から抜粋

明 豊

明 豊
09月05日
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自分が東京モーターショーをがっつり取材したのは自動車担当だった2007年。GMの経営危機などはあったが、リーマンショックの前の年で、まだまだ自動車業界は勢いがあり華やかだった。日産が「GTーR」を復活させ話題になっていた。当時、開発責任者だった水野和敏さんに取材した時に「GT―Rは確かに技術的にすごいが、技術は手段にすぎない。技術を評価することより、その先をみんなで議論する方がよほど創造につながる」という言葉が印象に残っている。モーターショーに限らず、いろいろな展示会でもさまざまな議論が沸き起こって欲しい。

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