「お〜いお茶」「綾鷹」「伊右衛門」「生茶」あなたは何派?ホットなお茶の熱い戦い

飲料大手、主力ブランド刷新

 秋本番、飲料大手が緑茶飲料を相次ぎ刷新する。伊藤園は「お〜いお茶」ブランドで電子レンジ対応商品の品ぞろえを拡充、日本コカ・コーラは「綾鷹」で、ホット専用に仕立てた新商品を発売する。サントリー食品インターナショナルは「伊右衛門」、キリンビバレッジは「生茶」で、それぞれホット専用商品を発売する。各社の発売日は9月4日か5日。店頭では商品が一斉に“秋色”にチェンジし、新たな戦いが幕を開ける。

 8月の気温は西日本は猛暑だったものの、主戦場の関東が長雨と低温続きだったこともあり、全体ではマイナスになるとの見方が有力。それだけに秋以降にかける各社の期待は高い。気温が下がる秋冬はホット飲料が好まれるため、各社もこれに合わせて対応商品を増やす。

 伊藤園は電子レンジで温めて飲む「お〜いお茶」の500ミリリットルペットボトルに、今年から345ミリリットルを追加する。さらに「氷水出し抹茶入りお〜いお茶」も電子レンジ対応版を出す。ほうじ茶や玄米茶も含めた幅広い品ぞろえにより、店頭で存在感を高める。

 サントリー食品は「伊右衛門」で、緑茶と焙じ茶のホット商品を発売する。容量は500ミリリットル。ホット商品は、500ミリリットルだと飲んでいるうちに冷えてしまうので小容量が主力との声もあるが、同社のホット伊右衛門は2016年9月―17年3月の売り上げが前年同期比23%増と伸びた。「冷めてからも時間をかけて飲むため、大容量はデメリットではない」(同社)と分析、攻勢をかける。

 日本コカの「綾鷹ホット専用」は、温度によって緑茶の風味の感じ方が異なる点に着目。ホットの緑茶は常温や冷温の緑茶より味が薄く感じる傾向があることから、より茶葉の味がしっかり感じられる味わいに仕立てた。サイズは350ミリリットルと280ミリリットル。

 キリンビバの「ホット生茶」は、微粉砕茶葉の粒度を整えて、うま味を引き出した。さらに今年は自動販売機専用で「ホットほうじ茶」も投入、売り上げを伸ばす考えだ。
サントリー食品の「伊右衛門」

日刊工業新聞2017年9月1日

昆 梓紗

昆 梓紗
09月01日
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東京は昨日から急に冷え込み、まさにホットなお茶が欲しくなります。ペットボトルを電子レンジでそのまま温められる商品は手軽でいいですね。

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