ローソンの見えないところで働くおばあちゃんが増える?

「まちかど厨房」向けに特化したシニア主婦スタッフ派遣

 ローソンは店内のキッチンで弁当やおにぎりなどを調理して提供する「まちかど厨房」向けに特化したスタッフの派遣を始める。レジ業務や品出しには自信がないが、料理では経験が生かせると考えるシニアの主婦らの活用を目指す。都内3店舗で、試験実施する。

 昼食や夕食向け弁当などの調理専門スタッフとして、午前や午後に1時間半程度働けるようにする。人材紹介業を手がけるローソンスタッフ(新潟市中央区)が研修をした後、店舗に派遣する。

 コンビニエンスストアのスタッフは基本的に店舗が直接雇用する。スタッフはレジなどの業務も任されることが多い。ローソンスタッフから調理専門スタッフとして店舗に派遣された場合、他の業務は担当しないため、シニアの主婦らにとって心理的、肉体的な負担が少ない。

 ローソンはまちかど厨房を約3700店舗で展開しており、2018年2月末までに5000店舗に設ける予定だ。キッチンを設けたものの、人手不足で十分に稼働していないといった店舗に対応できるようにする。試験店舗の状況を見て、他地域での導入も検討する。

 人手不足が続く中、小売業や外食業では主婦やシニアの活用を図る動きが相次いでいる。イケア・ジャパン(千葉県船橋市)はイケアトーキョーベイ(同)にある従業員向け保育所を、10月に開業するイケア長久手(愛知県長久手市)など、多店舗に設ける方針だ。

日刊工業新聞2017年8月30日

昆 梓紗

昆 梓紗
08月30日
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最近ではコンビニで働くシニアもよく見かけるようになりましたが、レジは膨大な仕事を覚えなければならず、品出しはかがむ動作も多く身体的負担も。「適材適所」がもっと進む現場が他にもたくさんありそうな気がします。

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